ファン手作りのコンサートが節目迎える!「かとうれい子感謝祭」
◎ファン手作りのコンサートが節目迎える
「第10回かとうれい子感謝祭」~夢は日本武道館~
ファンがスタッフを務める手作りのコンサート「かとうれい子感謝祭」が節目の10回目を迎えた。
主役のかとうれい子(37)は2009年に「東京夜曲」でメジャーデビュー。その後、所属事務所を辞め、2016年から恩師の作詞・作曲家たきのえいじ氏(69)とともに、無償で障害者の施設や自宅に赴き、歌を届ける「歌の宅配便」というボランティア活動をライフワークとして続けている。
感謝祭はこうした活動の中で出会った障害者の方や家族、施設のスタッフに感謝するという目的で、今年1月から毎月、神奈川県横浜市にある戸塚公会堂で開催。当初からファンの方たちが「れい子ちゃんの為に何かをしたい」と、受付から照明、音響などの裏方を務めてスタート。7回目からは新たに回ごとにコンサートのテーマを決め、それに合った曲などを歌い、中盤には観客と歌う合唱の時間も設けている。
恩師のたきの氏は「彼女の安定した音程と伸びのある透き通る声は癒やしの歌声です」と愛弟子を愛おしむ。
観客は「毎月楽しみに欠かさず通っている」という熱心なファンもいれば、「今回が初めてだ」という人などさまざまだが、中には「この戸塚から大きくなってほしい」と願う観客もいて、かとうれい子を勇気づけている。
その中のひとり新坂俊幸さん(68)は、「妻が病に伏した時、自宅まで彼女が歌いに来てくれたことがきっかけでファンになり、手伝うことを決めた」と話す。10回目の今回もそんな新坂さんをはじめ、13名のファンが音響や照明などの裏方を一生懸命務めていた。
コンサートでは、森昌子の代表曲の一つ「越冬つばめ」をはじめ、オリジナル曲なをを含め、リクエストのあった15曲を披露した。
来春リリース予定の「輝け五目チャーハンの歌」を含む16曲を歌い終えた”かとうれい子”は、そんな応援してくれるファンの人たちに、「1日も早く恩返しができるように頑張ります。点数をつけるなら100点満点中120点です」と話していた。
なお、このコンサートは年内の2回と来年も続けていく予定で、夢の日本武道館に立てるようになるまで続けていくという。
(写真は、終了後にスタッフと記念撮影)
文:Richard Gaga(Artist・Branding・ team)
写真:itoshii.ito(Artist・Branding・ team)
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